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- 2024/04/18
- Tip&Toe ユーカリが丘店
- 高橋 慧吾
人生初の大歌舞伎で衝撃を受けました
いつもお世話になっております。高橋です。
先日、人生初めての歌舞伎を見に行きました。
ずっと見に行ってみたかったのですが敷居が高く感じると言うか、中々一歩踏み込めなかったのですが、誕生日プレゼントで歌舞伎のチケットをプレゼントしてもらったので、ようやく見に行く事ができました。
まず、東銀座駅から地上に上がると、すぐ目の前に歌舞伎座がありました。
歌舞伎座の前にはイヤホンガイドをレンタル販売していて、800円で少しお高く感じましたが、せっかくなら最大限楽しみたいと思い買ってみました。
結果的には800円でも購入した価値があったなと思うぐらいイヤホンガイドが役に立ちました。昔ながらの言葉使いだったり動作を丁度いいタイミングでガイドしてくれるので初心者には有難いです。
私が今回見たのは四月大歌舞伎の昼の部です。
昼の部だけで3部あり、一番印象的だった演目を1つだけ紹介させてください。
※ブログを書いておきながら申し訳ないのですが、昔から何かのストーリーをネタバレせずに紹介する事がなかなか上手になりません。
読み辛いと思います。お許しください。
双蝶々曲輪日記【ふたつちょうちょうくるわにっき】
この演目が一番印象的でした。
この物語は、家族の絆や人間の葛藤を描いております。
特に主人公の濡髪長五郎(強くて有名なお相撲さん。以下.濡髪)は人思いの優しい性格の持ち主なのですが、その優しさが次々に空回りしていき、どんどん良くない方向に巻き込まれて行き、沢山の罪を背負ってしまう話が物語の軸です。
濡髪は幼き頃に母に養子に出されてしまいましたが、大人になってから罪を償う前に最後に一目見たいと自分を捨てた母の所まで会いに行ったり、母を含め濡髪を囲う人達が血の繋がりの事や、罪をかばったり、様々な葛藤でもがき苦しみます。
他にも重要な人物が沢山でてきますが、濡髪を囲う人達はみな自分の事より人を思うという善人ばかりでした。
それぞれの複雑な心情が痛くもあり、温かくもありの見せ場です。
歌舞伎の物語はお堅く難しいと思っていましたが、そんな事は全く無くて時代背景は違えど、どの時代も人と人の感情のぶつかり合いや、人の温かい心で物語ができているんだと気づいてからは、夢中になって観ていました。
役者さんの迫力ある演技も見応えがあって、もうとにかく歌舞伎が好きになりました。
その後の2部と3部も物語の構成は難しくなくて、楽しめました。2部はほとんど寝てしまいました(._.)
いつか必ず歌舞伎をもう一回見に行きたいと思います。
歌舞伎を見に行く機会を作ってくれた人にも感謝でいっぱいです。
今回も最後まで読んでいただきありがとうございました。